ハイヤーセルフとは、高い次元にある私たち自身のこと。物事の判断が適切で、愛をもって理解することができるハイヤーセルフ。私たちを24時間365日見守ってくれています。そこでハイヤーセルフと繋がると、普段の私たちでは解決できないような、心配ごとや悩みへのベストな答えもダウンロードできます。心理学者マズローの考える超越状態を参考に、ハイヤーセルフと繋がりやすい心の状態と、自分を超えた答えの受け取り方についてお話しします。
目次
ハイヤーセルフとは?
ハイヤーセルフとは、英語でHigher Self。
つまり、より高い次元の意識状態にある私たちのことです。
神や救い主といった、自分でない存在ではないんですね。
つまりハイヤーセルフがいない人は、誰一人いません。
ハイヤーセルフとは、私たちの思い込みを超えた私たち自身のことですから。
だから、あなたがどんなに心細くても、一人ぼっちだと感じていたとしても。
あなたは絶対一人ではありません。
私たちには、ハイヤーセルフという、全身全霊で愛してくれる、力強いサポーターが24時間365日ついています。
ハイヤーセルフと繋がったときの特徴
では、ハイヤーセルフと繋がったときに、どんな感覚になるのでしょうか。
その特徴は、大きく2つあります。
第一に、普段の自分よりも、自分のことがわかっている状態です。
直観(直感)もそうですね。
理性や論理(思考)ではわからないけど、なんとなくそれが正しい感じがする。
それはハイヤーセルフと繋がって、インスピレーションを受けている状態です。
参考:ハイヤーセルフの答えとつながる宇宙の書庫、ゼロポイントフィールドとは?
では、なぜハイヤーセルフと繋がると理解力が増すのか。
「木を見て森を見ず」ということわざがありますよね。
これは、ものごとの一部や細部にとらわれて、全体像がつかめていないことをいいます。
ハイヤーセルフと繋がっている状態の私たちは、いうならば森が見えている状態。
ハイヤーつまり、より視点が高く、視野が広いのです。
では、日常生活に落とし込んで、どんな状態だと視点が高くなれるのか。
不安や恐れなどのネガティブな感情に囚われていると、私たちの視野は狭くなると、心理学者のバーバラ・フレドリクソンさんはいいます。
つまり、ハイヤーセルフと繋がりやすい心の状態とは、ポジティブな感情にあるとき。
エイブラハムの感情の22段階だと、
1.喜び/智/溢れる活力/自由/愛/感謝
2.情熱
3.興奮/没頭/幸福感
4.ポジティブな期待/信念
5.楽観
あたりの感情。
ホーキンス博士の意識状態だと、
あたりの心の状態です。
参考:次元上昇とは? もっとラクに自分の波動(エネルギー)を上げる方法
高次元の意識にあるとき、私たちは通常の意識よりも、視野が広く、高い次元で現実を捉えられます。
それが森だとわかれば、1本の木の枝を伸ばすことよりも、一旦はマイナスに見えても、剪定した方が木立が良くなること。その結果、森が育って木の助けにもなると、認識できます。
このようにハイヤーセルフに繋がることで、一見マイナスなこともプラスに転じることも理解でき、心が目の前の出来ごとに振り回されにくくなります。
その結果、高い心の状態を保つことができ、その状態に見合った現実が創造されていきます。
第二の特徴は、無条件の愛にあることです。
エイブラハムの感情の22段階でも、ホーキンス博士の意識状態でも、愛はとてもエネルギーの高い心の状態なのがわかります。
たとえば、草花は、当たり前のように、太陽の光(愛)に向かってスクスクと伸びます。
太陽もまた、光を出し惜しみすることはありません。
ハイヤーセルフの意識状態は、このようなポジティブな愛のエネルギーから生じます。
愛の意識とは、不安や怒り、嫉妬や執着から生まれるものではありません。
そこで、焦りや恐れ、不安から行動すると、それがどんなにそれらしく思えたとしても、ハイヤーセルフの導きではないと心に留めてください。
参考:もう1人で悩まなくてOK! オラクルカードで自分を超える答えを導き出す方法。
高い周波数に心を合わせる
怒りや不安の心の状態では、ハイヤーセルフと同じ次元にありません。
ラジオと同じで、周波数があっていないと、ハイヤーセルフの答えを聞くことができません。
聴きたい番組であるハイヤーセルフの意識に周波数を合わせる必要があるんですね。
参考:自分の周波数を知る方法。周波数を高めて幸せになるために重要なポイント
そこで、ひとまずほっとできることをしましょう。
あなたの心を優しく包み込んで。
自分にかけている、意地悪な言葉に気づきましょう。
その代わりに愛ある言葉を自分にかけます。
今あなたが必要なことを自分に送ってあげてください。
ハイヤーセルフと繋がって、答えを得る方法
うまくいかないとき、トラブルが生じたときは、ハイヤーセルフに助言を求めるチャンスです。
ハイヤーセルフはいつも私たちの役に立ちたいと思っているので、心を整えたら、問いかけてみましょう。
ベストな答えを導く、ハイヤーセルフへの質問
では、ハイヤーセルフと繋がって答えを得るためには、どのように質問すれば良いのでしょう?
作家のアラン・コーエン氏は、こんな素晴らしい質問をしています。
「この出来事は、人生をより幸せにするために、どう役立ちますか?」
「人生には苦しみや犠牲はつきもので、幸せになることを期待してはいけない」「私たちには何かが足りない(だから頑張らないとダメだ)」と日々追い込まれる私たち日本人読者にむけてアラン・コーエンさんが特別に執筆。ハイヤーセルフからのメッセージを直接受けるような一冊。タイトルの「だいじょうぶ、あなたはすべてうまくいく」は、まさにハイヤーセルフのマインドを象徴する言葉。
世界はあなたを苦しめようとはしない
ハイヤーセルフの視点では、それがどんなに最悪な事態だとしても、この世界にネガティブな出来事はありません。
世界はあなたを苦しめようとはしないのです。
病気や別れ、突然の災難も、すべてが私たちの魂の成長を促す導きなのです。
参考:マガジンハウス社員からホームレス編集者へ。 アメリカの禅センターで体験したお金を交わさない豊かな暮らし。 交通事故、顔面マヒで入院し気づいた私のお金のブロックを解除する
では、成長とはなにか?
切磋琢磨して、別人になれということなのでしょうか。
いいえ、そうではありません。
私たちが本来の自分に戻ること。
それは、高い心の状態と同じ、愛、調和、繋がり、癒し、静かな喜び、温もりです。
私たちは、愛なのです。
それは胸がぽっと温かくなるような幸せ。
そんな幸せであること。
野花が、ただ野花であるだけで、私たちの目を楽しませてくれるように。
自分の幸せに責任を持ち、その結果として周りの人たちと幸せになっていくこと。
そのような在り方を選択することが、成長です。
そこで「もっと幸せであるために、この出来事から何を学べますか?」と、答えを求めてみましょう。
微かな答えをつかむ
ハイヤーセルフからの答えは、ふと開いた本に書いてあるかもしれません。
電車で隣に座った人が来ているTシャツのイラストかもしれません。
川辺を散歩しているときに、ふっと心に沸き起こってくるかもしれません。
耳についた音楽のフレーズかもしれません。
大抵はこのように微かなものです。
なぜか。
その理由は、私たちが自ら体験して、気づくことを重視しているからです。
脅しは、ハイヤーセルフの答えではない
「こっちにしなさい」と強いるのではなく、ハイヤーセルフは、無条件の愛のまなざしで、私たち自身の選択を見守っているんですね。
彼らは私たちの自発性を尊重してくれる存在。
そこで、終末論的な「○○しなければ、〜になるぞ」のような恐れを誘うような警告や脅しの形はとりません。
そういったメッセージだと、助言されたとしたら?
そこに恐れや不安、なんらかの利害がからんだ意図がないかを確認しましょう。
恐怖を利用した強い催眠法を「驚愕法」といいます。
これは洗脳にも使われるマインドコントロールの一種です。
というのも私たちは強い恐怖体験をすると、現実世界との接点が薄れてしまうからです。
ハイヤーセルフはこのような恐怖で私たちをコントロールすることは決してありません。
脅しかハイヤーセルフの導きかをクリアにするために
脅しや不安からのメッセージなのか、ハイヤーセルフからのメッセージなのかを見極めるヒントとしては、一旦状況をニュートラルに捉え直すことです。
ここでは、このように自分に質問してみてください。
もしも、自分がその悩みのすべてから完全に自由になった状態で、さらには、幸せをほかの人にも広げたいぐらい豊かさがあふれているときでも、体中の細胞で「イエス!」とその意見に同意しますか? と。
脅しや不安からくるそれらしい「イエス」の場合、「なんでも選べるなら、そうはしない」となるでしょう。
それでもなお、その脅しが正しいと感じるなら。
あなた自身が選択したのだと、力強さを持って決断すること。
静かな力強さを感じながら、その言葉を耳に入れてください。
体の感覚としては、ハラがすわったような感覚です。
つまり下腹部がしっかりした感覚を持ちながら、その言葉を受け止めます。
すると、あなたの周波数が変わるので、言葉からダウンロードできるもの(エネルギー)が変わります。
「いまの問題がまったくなかったとしたら、自分はどうするのだろう?」という捉え直します。
視点がどんどん拡大し、オープンになっていくような感覚で、行いましょう。
同時に、どっしりとハラ(下腹部がすわった感じ)に呼吸を送ります。
このハラの感覚をつかむのには、瞑想などを定期的に行うのもオススメです。
また自分で決断したことにハラをくくり続けると、ハラの感覚が鍛えられていきます。
参考:動画で解説! 不安、ざわざわがリラックスする、5分間の心落ち着き瞑想。
また、優柔不断になってしまったり、心の雑音にとらわれやすいときは、思考や感情を日常的に吐き出す、ジャーナリングがおすすめです。
参考:自然なあなたが一番美しい。ドス黒い感情やダメな視点にも価値がある! 不安、怒りを「書いて」陽転させる方法。
仏教、心理学から見たハイヤーセルフについて
ハイヤーセルフという概念は、スピリチュアル世界に限ったものではありません。
例えば、わたしがアメリカの禅センターで暮らしていたときのことです。
すべての人の心には「仏性(Buddha’s Nature)」があるといわれました。
私たちは、自分以外の救い主という存在、つまり、神や仏に救われるのではなく、もともと備わる私たちの本質とつながることで、救われるのだと。
これは仏教的に語るハイヤーセルフのことでしょう。
また、心理学では、心理学者のアブラハム・マズローが自己超越(Self-transcendence)という言葉で、ハイヤーセルフとつながった状態について説明しています。
『自己成長の心理学―人間性/トランスパーソナル心理学入門』は、マズローを含め、生きづらい時代を生き抜くためのトランスパーソナル心理学の学びが詰まった一冊。ハイヤーセルフの視点、「命が私をする」をつかみ、魂のミッションを生きる視点を養うことができる。
★Makiwari Radioとして観ることもできます。
マズローの成長五大欲求。
マズローの理論で有名なのは、私たちが持つ5大欲求についてです。
彼は、人間は自己実現に向けて、常に自己成長し続ける存在だと言いました。
その成長欲求は、以下の5段階からなります。
1生理的欲求 食べ物が欲しい、眠りたいという生命維持のための本能的欲求
2 安全の欲求 住む家や生活費など、安全安心に生きたいという欲求
3 所属(愛)の欲求 家族、友人関係、職場などに属したいという社会的欲求
4 承認欲求 価値ある存在と他人から認めてもらいたいという欲求
5 自己実現欲求 自分の能力を最大限発揮し、自分らしく生きたいという欲求
ハイヤーセルフと繋がった状態、Z理論の自己超越とは?
マズローが晩年に残した“Theory Z Z理論(1969年)”では、この自己実現は私たちの成長の最終形ではなく、人間には、これら五大欲求の先に、より高次元の欲求の「自己超越(Self-transcendence)」があるとしました。
彼は、自己超越者(Transcendent) の特徴を次のようにまとめています。
これこそがハイヤーセルフ(高次の意識)と繋がった状態だと感じるので、最後にご紹介しますね。
以下は、マズローの“Z理論(Theory Z)” (re-printed in Maslow’s basic text on Transpersonal Psychology The Farther Reaches of Human Nature (Compass), NY: Viking, 1972:)からの抜粋を筆者が日本語に簡訳し、定義を加筆(主に、※以下)したものです。
このなかからピンと来る資質を真似してみることも、ハイヤーセルフと周波数が合い、ハイヤーセルフからのメッセージを受け取りやすくなるでしょう。
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超越者たちにとって、超越体験こそが人生で最も重要である
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彼らは、気軽に、普通に、自然に、無意識にBeing(※何かをするのではなく、純粋なエッセンスとして”在る”状態)という言葉、詩人、神秘家、先見者、深遠なる宗教家たちの言葉を語る…
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彼らは、統合的、神聖な捉え方をする(世俗のなかに神聖さを見出す。すべてに神聖さを見出すと同時に、欠乏の意識という日々の実用的な捉え方もする)
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Being(※在る)という価値観(高次の意識。完全、真実、美、善、一体性、二元性の超越など)によって、よりいっそう意識的かつ注意深く(※行動や判断を)動機づけられる。
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彼ら(超越者同士)はなぜかお互いのことをわかるようで、初対面でもすぐに親しくなり、認め合う。
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美に対し、より敏感に反応する。これは、むしろすべての事物を美化する傾向…または、他の人よりもずっと簡単に美に反応する傾向がある…
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世界について、よりホリスティック(全体的)である。(※他者との違いや区別性、境界が薄れている)
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精神内部の、個人間の、異文化間の、国際間のシナジー(※”全体の合計は、個々の部分総和より大きくなる”の意)への自然な傾向が高まる。…競争、勝つか負けるかというゼロサムゲーム精神からの超越。
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当然、エゴ(自我)、私、アイデンティティをよりラクに超越する。
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彼らは愛しい存在なだけでなく、より畏怖を感じさせ、地球上の者とは思えず、神のような、聖者的で…たやすく貴い気分にさせる人たちだ。
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超越者たちは革新者、新しい法の発見者になることが多い。理想や在るべき、なせるはずの、より明確なヴィジョンをもたらし、それを照らしだす。
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より恍惚的で、高次の至福を体験できる。しかしその一方、人々の愚かさや、彼らが自ら招いた失敗、盲目性や互いへの残忍さ、その視野の狭さという宇宙次元の悲しみに目を向ける傾向がある…おそらくこれは、彼らが世界の美、すなわち、人間性が備える聖なる可能性、人間の邪悪さという不必要さ、良い世界にむけて明らかに必要とされるもの、に直接目を向けることで支払われる代償だろう。
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(※マズロー5大欲求との)比較において、優れた人、そうではない人と識別されるような、“エリート意識”をめぐった根深い対立は、超越者たちにはラクに解決―少なくとも管理―される。なぜなら彼らはよりたやすく、すべての人、無生物の存在においても、そこに神聖さを見るからだ。
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常人とは違って、超越者の場合は、知識の増加と、神秘と畏怖の念の増加に強い相関関係がある。超越者や神秘体験者にとって、神秘は恐ろしさというよりむしろ魅力的で挑戦的なものである。より高い次元での人間性の成長とは、神秘、畏怖の念、謙虚さ、究極的な無知さ、畏敬の念と正の相関関係にある…
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奇人変人を恐れる程度が低いため、クリエーターの良き選考者となりやすい。
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超越者たちは、より大きなホリスティック(全体的)な意味で、神やオリンポス山の(神々的な)“天から”の視点から、ときに悪が必然となり、必要になると、“悪との和解”がなされるべきと理解している。この姿勢は、悪をより深く理解し、より大きな慈悲を持って、相反する考えを薄めながらも、それに対する怯まぬ奮闘を生むものである(※筆者の理解では、悪の存在を無いものと拒否するのではなく、在るものと認めたうえで、慈悲の心や愛という善を培うためにそれを利用するという意)。
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超越者たちは、自分を単に、才能の運搬者、超人的なものを届けるための道具、偉大な知性、技能、統率力、能率を一次的に介する話者とみなす傾向が強い。彼らはある種独特の、自身に対する客観性、分離感を持つので、超越者ではない常人にとっては、彼らは傲慢、壮大、気違いじみてうつるかもしれない。
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超越者たちは原則的に(統計データ無し) 、有神論者または無神論者として、より深淵に“宗教的”または“スピリチュアル”な傾向がある。また彼らの超越体験は、“宗教またはスピリチュアル”体験とみなされている…
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…超越者たちは、自我(エゴ)、私、アイデンティティを超越し、自己実現を超えるほうが簡単だとみている。人は強いアイデンティティでもってして、誰が自分のことを知っているのか、自分がどこに向かっているのか、自分が何を望んでいるのか、自分は何が得意で、どんな強みがあるのかと、自分を説明する。ところが、こう言った物差しでは超越者のことは十分に説明できない。つまり、「彼らは確かにこれでしょう。でもこれ以上なのです」。と言ったようになる。
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「ただ在るという領域(B-realm)」の彼らの認識では、実用的な経験をする常人たちより、より多くの最終的な経験(仏教でいう空の体験)をする。それは水たまりの色、窓を滴る雨のしずく、肌の滑らかさ、動く芋虫に魅せられた子どもたちのような、物事に強い興味を抱くことだ。
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理論的には、超越者たちは実用的というより、いくぶんより道教的である。
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カッコ付きの”愛”、友情、性、権威、権力などのために通り過ぎる、いわゆる愛と憎しみの混合ではなく、完全な心からの葛藤がない愛、受容…
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超越者たちは“自分の肌(※境界線)を超えた原因”に関心があり、“仕事と遊びを融合する”ことができ、“仕事を愛し”て、“支払われるお金よりもどんな対価が払われるか”、至高体験が可能か、に高い興味を示す。歴史を通して、神秘主義者と超越者たちは贅沢、特権、名誉、所有よりも、シンプルさを好む傾向があるようだ。
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漠然とした直感である点は否めないが、わたしの知る超越者たちは、外胚葉型(※アメリカの心理学者W.H.シェルドンによる体型、性格類型の一型のこと。胎生期において外胚葉の発達がよく,長じてはやせた体型をもつ者。性格的には,反応は早いが,引込み思案で,表出抑制が多く,非社交的なタイプ)傾向にある。
『インテグラル理論を体感する』は、話題のマインドフルネスと絡めながら、超個(トランスパーソナル)な世界が体感できる1冊。万物の理論としてのインテグラル理論を開発したケン・ウィルバーが著す。この本のすごいところは、意識の次元によって世界がどう見えているのか、認識されているのかがスピリチュアリティ、心理学、哲学、宗教をつぶさに研究してきた著者により詳しく説明されている点。二極化が進む時代に、互いを理解するための道しるべになる。自分がどの意識レベルにいるのか、どの次元まで成長したいのかを見極め、理解しあえず衝突してしまう相手がどういうニーズ(必要性、欲求)を持っているのか。この一冊でハイヤーマインドがつかめる良書。
ハイヤーセルフは決してあなたを罰さない、傷つけない。
あなたが取り入れたいハイヤーセルフの資質はありましたか?
「超越者だったら贅沢したらダメというから、オシャレ出来ないのかしら」など全て従う必要がありません。
いまの自分にとって心地よく、ピンと来て、あなたが愛と調和、静かな喜びの状態で在れるものだけを取り入れてください。
なぜならハイヤーセルフの目線では、愛するあなたに足りないものはないのです。
あなたを罰するのではなく、あなたのことを無条件に愛し、尊重するのがハイヤーセルフです。
ハイヤーセルフは誰よりもあなたのことを愛して、応援してくれる存在です。
そして木よりも森を見るようにあなたの現状を見通すことができます。
アルバート・アインシュタインは、問題は問題を引き起こしたレベルと同じ視点では決して解決しない。起こしたものよりさらに高いレベルから物事を見通すことで真の答えが得られると言っています。
目線の高さが変わると見える現実やキャッチできる情報も変わります。
捉え方が変わるとそれにともなう行動も変わります。
着眼点が変わると解釈も変わりますので、現在はもちろん、過去の囚われからも自由になれます。
私たちが繋がりたいと求めるほど、ハイヤーセルフはそれに応じてくれます。
彼らとの対話を深め、より自分とハイヤーセルフと世界との心地よい関係を築いてみませんか。