願望実現といえば、エイブラハムやバシャールですが、願いを飛ばすために必要な時間が17秒、68秒、15分間とさまざま。そのメカニズムとやり方についてお話します。
目次
17秒、68秒、15分間…エイブラハムやバシャールの願望実現に必要な時間とやり方について。
私たちはエネルギーであり波動。
目に見えないもの(思い)の方が、目に見えるもの(行動)よりもエネルギーを動かし、結果への影響が強いというのが、願望実現のルールです。思えば多くのグルと呼ばれる人たちも、Doing(行動)やHaving(結果)よりもBeing(存在)としてのパワーを強調しています
その背景となるのが、天才物理学者アインシュタインが発表したE=mc2(エネルギー=質量に光の速度の二乗をかけたもの)という数式。そこでは物質とエネルギーが同じだと説明されます。
つまりこの世界に存在するものは、目に見えるものも目に見えないものもすべてエネルギーだということ。
ジョー・ディスペンザ博士は、私たちとこの世界の99.99999%がエネルギーで、0.00001%が物質からなると言います。つまり物質としてはほとんど存在しておらず、私もあなたもどの物質もエネルギー場であり、情報の周波数のパターンなのです。
参考:もう1人で悩まなくてOK! オラクルカードで自分を超える答えを導き出す方法。
同じ状態のものが引き合うという願望実現の法則。
そこで、願望実現(引き寄せ)の法則の公式とは、私の状態=現実(未来)の状態です。
同じ状態のものが引き合うということですね。
具体的にいえば、
Aの状態の現実は、Aの状態の人物に現れる。
Bの状態の現実は、Bの状態の人物に現れる。
そこで、Aの状態の現実は、Bの状態の人物には現れない。
ということ。
もっと具体的にいえば、
「○○したい(例:合格したい)」という願いに意識を向けていても、
「○○していない(例:合格していない)」状態の感情/気持ち(例:不足感、不安、絶望など)
でいれば、まず「○○しない(例:合格しない)」ということです。
逆にいうと、
「○○している(例:合格している」」状態の自分が体感しているだろう感情/気持ち
(例:達成感、誇り、自信など)を感じていれば、
「○○する(例:合格する)」ということです。
エイブラハムの引き寄せが始まる17秒。
そこでエイブラハムでは、17秒間願いが叶った状態の気持ちを味わうと、自分が放っている波動に変化が生じるといいます。それは、願いの車輪を回すために必要な時間で、2000時間の行動を続けたのに匹敵するエネルギーだとか。
68秒で、現実化が始まる。
そして68秒間味わえば、現実化に必要なエネルギーになると言われます。つまり、叶うための準備が整うということ。
すっごい短い!やっぱり叶わないのはなぜ?
「え、68秒なんてすっごい短い。でも叶ってないじゃん!」となりませんか。
それは、叶った状態の気持ち(ありがたさとかパワフルな感じとか、安らぎ、豊かさなど)を味わう以上に、それと反対の気持ち(不足感とか無力感とか、不安、欠乏感など)を味わう時間の方が長いから。
願っていない状態(だけど長時間感じている)方が叶っていたり、叶った状態を受け取れない状態(Aの状態では、Bの状態を受け取れない)になっていたりするためだそう。
バシャールの15分で願いを実現させる方法。
そこで、思ったんです。68秒って短くて手軽に見えて、逆に短すぎて難しいんじゃないかと。私の場合は「私にはムリだ」という心(観念やブロック)が強いので、もう少し長いほうが、反発するエネルギーを巻き返すぐらいの力が生み出せるのではと感じたからです。
『未来は、えらべる!』によると、バシャールの場合は、15分で願いを実現させる方法があります。68秒よりも長いですが、こちらでも15分以上は集中する必要はないとか。
15分間、夢中になって情熱を傾けていることをする。
具体的には、自分の全エネルギーを使って、情熱を傾けているものに15分間集中します。
この全エネルギーというのがポイントで、疑いの心をさしはさまないぐらい夢中になってやるということです。
それで実際に「本当に叶うんだな」と思ったことがあります。
たとえば私が傾聴ジャーナリングというクラスを始める前のこと。アメリカでお世話になった友だちにお願いされて、コミュニティへの恩返しにワークショップを贈ったんですね。そこで、3か月ほどかけて教材をつくったり、スピーキングの練習や録音をしていました。
準備をして1か月ほど経ったとき、グリーンズさんからほぼ同じ内容で授業をお願いされたんです。
参考:2022年、ホンネに耳をすませて最高の答えとつながりたいあなたへ。
本当に驚きました。そんなことが出来たらとても素敵だけど、それを想定や期待をしたりはしていなかったから。ただただコンテンツづくりやスピーキングに夢中になっていたんです。
では集中していた時間が15分間かと言われれば、ずっと長い時間作業していました。
でもそれは、私に「まだまだ人に教えるなんてとんでもない」という反発するような気持ちがあったからだと思います。それでも裏づけするエネルギーが動けば、実現したいことが想定外の形で叶うのです。
そして思ったのは、それが叶ったときに抱いている感情を感じる以上に、それをやっている状態に近いことをしている(しかも期待なく)ほうが実現しやすいのではないかということです。
参考:ありのままの自分で本当に幸せになれるの? マガジンハウスからホームレス編集者へ。アメリカ先住民ナバホ族の集落で死にかけて学べた私の幸福学
ポイントは、「集中して、忘れる」を繰り返す。
そこでバシャールは、情熱の対象に集中した後は、「こんな形で叶ってほしい」という期待やニーズは全部手放して、高次の意識にゆだねなければならないと言います。
なぜかというと、私たちが「実現したいこと」とイメージするものは、単に「象徴」にすぎないから。
そこで、行うのは、
集中して、忘れる。
集中して、忘れる。
集中して、忘れる。
ー『未来は、えらべる!』より
これが、現実化の法則だとか。
何か実現したいことがあるとします。そうしたら、それを夢中になって集中してやる。
15分間で構いません。その後は、それがどうなるかを忘れる。
同じ思いをもう一度抱いてしまったとしたら、それは忘れていない(=叶っている状態ではない)ことになります。だから、再び情熱を行動に移す、を期待なしに行い続けるのです。
叶うために必要な作業が終わってしまったとしたら、また別の夢中になって集中してやれることを行う。その繰り返しです。
まとめ
今回は、エイブラハムやバシャールを例に、願望実現のために必要な時間とやり方についてお話しさせていただきました。
バシャールは、夢を叶える確率は、いくつになっても同じだと言います。嬉しいですね。
もうすぐ春ですね。あなたの命のエネルギーを大切に、温かくお過ごしください。