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ふきのとうの季節に、大地の豊かさを受け取る。
初春の山菜、ふきのとうの季節がやってきました。ふきのとうは、フキの花のつぼみ。やがて小さな白いわた雪のような花を咲かせます。私は、そんなほろ苦いふきのとうの天ぷらやふき味噌が大好き。旬の一番に、季節の豊かさが口いっぱいに広がります。
大変良い天気なのでふきのとうを摘みに出かけ、母の指導のもと、ふき味噌を作りました。地球のリズムを感じて大地から顔を出し、花を咲かせるための生命力をギュッと封じ込めた、力強く純粋なエネルギーが感じられます。そこで大切な人たちにも、大地のエネルギーのお裾分けします。
昔の人たちは、このように大地のリズムと呼応して暮らし、命の源のエネルギーを自然に食していたのでしょうね。毎食フラワーレメディをいただくようです。栄養計算などしなくても、宇宙の恵みにただ身を委ねて、心、体、魂をホリスティックな状態に保てたのでしょう。
参考:体・心・魂が求めるものに満たされた、幸せでホリスティックな生き方とは?
参考:病気が贈ってくれた、ホリスティックの真の意味とそのギフトについて
豊かさは、意識を向けない限り、受け取れない。
豊かなふきのとうは、家の近くの茂みに群生していました。その穴場スポットを教えてくれた母は、「わたし以外の誰も摘みにこないの、毎年。なんでかな?」と不思議そう。
その理由を推測するのは、たやすいことです。
ただ、その豊かさに気づいていないから。目を向けない限り、それは無いものと同じなのです。古いことわざのように、注意が向くところにエネルギーが流れていく、のです。
わたし自身、茂みの奥で土から顔をのぞかせて育つこの小さな緑色の草のようなものがふきのとうだということ。それが食べられるという事実もまた、母に教えてもらうまで全く知りませんでした。
これは、身の回りに存在する豊かさを受け取れるかどうかと似ています。
豊かさは目の前にあったとしても、それに意識を向けなければ受け取ることができません。また、それに気づいても、受容する許可を自分に出せなければ、受け取ることができません。豊かさにチューニングを合わせ、同じ波長にならなければ体験できないのです。これが望む現実を創造するためのステップ、「受容」です。
鍵を握るのは、どうしたら豊かになると思案することではなく、ただ豊かな気分、つまりいい気分でいること。
現実創造の5つのステップ。その鍵を握るのは「許容」。
望む現実を創造するには、5つのステップがあると言われます。そこで最も難しくて、しかし最も楽しいステップにもなりうるのが「許容」です。それは、豊かさを認めて許可し、それを受け取るという行程です。
1. 望まないこと(嫌な気分)を体験する
まず嫌な気分になること、受け容れがたいことを体験します。怒りや不安や悲しみを感じることに過反応する必要はありません。居心地が悪い感覚は、ただ“あなたの本質と合っていませんよ”というサインです。望まないこと(コントラスト)を体験することで、本当の望みを知って、願望を創造できるのです。
2. 望み(「いい気分でいたい!」という願望)を出す
1を体験すると同時に、「これと逆の状態になりたい!(いい気分になりたい!)」と願望が放出されます。つまり1と2は、ほぼ同時に起こり、私たちは無意識にこれを行なっています。
3. 許容する(いい気分でいる)
1と2を無意識に行なっているのに、なぜ願望が創造されないのか?
それは、電話をかけるときやラジオを聞くときと同じです。望みの状態を受信するためには、望んだ状態の周波数と自分のチャンネルを合わせる必要があるのです。
嫌な気分の逆、つまりいい気分の波長と自分の状態を同調させるのです。これが願望を受け取れる状態に自分を整えるステップ、「許容」です。ここで大切なのは思考ではなく、感じ方(気分)です。叶えたい状態、つまりチューニングしたいのは、それが叶ったときの気分(いい気分)だからです。
問題を解決しようと、「どうしよう」「無理だ」「嫌だ」と、嫌な気分に波長を合わせません。対策や方法を考えて気分が悪くなるなら、いったん置いておきましょう。また、誰かがうまくいったアドバイスを実行しようとして嫌な気分になるなら、それはその人にとっての正解でもあなたの本質とは合っていません。
その代わりに、ゆっくりコーヒーを飲んだり、ひなたぼっこしたり、好きな漫画を読むなど、今あなたが実行できる自分がいい気分になれることを選択し続けます。
4. いい気分を保つ
願ったことが現実化されるには、物質化するための時差があります。そこで、「いつどうなるのかな?」と不安にならず、いったん願望を手放しましょう。いい気分になるために、現状の課題を乗り越えるというルートを辿らなくても大丈夫。チューニングは合っています。思考は間違い探しをするけど、感じ方(いい気分)においてジャンルは関係ないからです。
まったく問題解決と関係ないように見えても、無駄に思えても、ホッとすること、気分がいいこと、ワクワクすること、楽しいことを選択し続けます。1日の中でいい気分でいる時間をなるべく長くします。これを真面目に実行します。そして、そこで受けたインスピレーションを実行に移します。
5. このステップが繰り返されることを知っている
ふたたび嫌な気分になることが起こっても焦りません。その気分にハマりません。何故ならあなたは、コントラストを体験して願望を出し、いい気分でいて、インスピレーションを実行する、というステップが人生には繰り返され、それで問題ないことを知っているからです。すべての出来事を中立的なものとして捉え、ポジティブに対応すればなんの心配も無いと、世界と自分のことを信頼しているのです。
人間関係、お金、仕事、政府など、かなり具体的な「望みの出し方」、「出した願望を許容するための意識状態」についてエイブラハムのメッセージとともに説明。オススメ→「引き寄せの法則」のアメージング・パワー ― エイブラハムのメッセージ
出来事は中立。私たちは物質世界で、無限の豊かさを表現するために生きている。
輪廻転生を説くヒンズーの聖典では、私たちの人生の目的は、いくたびもの生涯を通じて、魂の持つ無限の性質を物質世界でできるだけ豊かに表現すること。物質に対する魂の力をより完全に現すための方法を、心と体で経験して学ぶためとあります(あるヨギの自叙伝より参照)
ダライ・ラマ法王14世は、私たちの人生の目的は、私たち全員が幸せになるためだとお話しされています。
嫌な気分になる出来事があれば、そこでどのように自分が感じるかに注意してください。そこでは自分が信じていることや願っていることがさらによく見えます。現実は鏡で、自分の意識や観念(信じていること)を映しています。どんな出来事でもすべて中立で、意味づけをしているのは、あくまでも自分です。
許容できない、うまく受け取れないときは、まず嫌な気分をデトックスしよう:ドス黒い感情やダメな視点にも価値がある! 不安、怒りを「書いて」陽転させる方法
私たちは、過去・現在・未来と続く直線的な時間の流れの中で生きているように見えます。けれども、永平寺を建立した道元禅師が説いたように、最先端の量子力学の世界でも、私たちは毎瞬死に、毎瞬誕生しています。破壊と創造を繰り返し、毎瞬生まれ変わっているのです。計算式通りに未来が続くというのは、私たちの思考が作った幻想です。
次の瞬間どうなるかわからないことは、新型コロナウイルスもまた、わかりやすく見せてくれました。それは言い換えれば、今この瞬間にフォーカスしようというメッセージです。
自分の出来る範囲で、一瞬一瞬一番いい気分になれることを行動に移しましょう。一瞬前までの自分を、苦しい体験を、もしもそれを望まないのであれば、繰り返し創造し続ける必要は無いのですから。
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