自分の周波数を知る方法。周波数を高めて幸せになるために重要なポイント

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スピリチュアルな意味での周波数とは、私たちが放つエネルギーのこと。周波数を高めることは、幸せな人生のためにとても大切です。自分の周波数は、感情の状態から知ることができます。エイブラハムの感情の22段階や、ホーキンス博士の17段階の意識マップなどを活用できます。そして、周波数を高めて幸せになるために重要なポイントは、周波数の高い感情を感じることです。

周波数とは?

周波数は、1秒間に繰り返される波の数のことです。

スピリチュアルな意味での周波数は、私たちが放っているエネルギーのこと。
単位はラジオ放送と同じ、ヘルツです。

ところで、波動が高いとか、低いという言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。

ここでいう波動と周波数は、ほぼ同義で使われていますが、より厳密にいえば、周波数は、波動の数値のことです。

波動や振動が、ある時間において繰り返される回数のことですね。

そこで、この記事では、どちらも私たちの状態を知るための参考となるもの、と捉えておきましょう。

思いや感情、出来事にも周波数がある

では、周波数の高さがなぜ、私たちの幸せと関係するのか。

そこでまずお話ししておきたいのが、量子力学の世界観です。

量子力学では、この世界にあるものはすべて、一番小さな単位にすると、素粒子であるといいます。

つまり、あなたも私も、猫も土も、このブログが載っているPCもケータイも、通信データも、wifiも、素粒子でできています。

この素粒子というのは、粒子という物質でありながら、同時に波のようなエネルギーでもあります。

それを表すのが、天才物理学者・アインシュタインの有名な数式、E=mc2。

この数式では、エネルギーとは、質量に光の速度の二乗をかけたものであると、物質とエネルギーが同じだと説明されています。

では、元をたどればすべて同じ素粒子なのに、石ころとあなた、猫と犬と、それぞれに違いがあるのは、なぜか。

それは、周波数が違うからです。

そして、目に見える物体であるあなたや私と同じように、目に見えない私たちの思いや、感情にも、固有の周波数があります。

参考:あなたという習慣を断つ-―-脳科学が教える新しい自分になる方法』で、ジョー・ディスペンザ博士は、私たちとこの世界の構成要素の99.99999%はエネルギー。そして、物質は、たった0.00001%だと言います。つまり物質としてはほとんど存在しておらず、私もあなたもエネルギー場であり、周波数のパターンだし、さまざまなエネルギーレベルを上げる方法を本書で語っています。

周波数が高いと良い理由

では、周波数が高いと良いとされる理由は、なぜでしょうか。

その理由は、あの人とは波長が合う、合わない、という言葉もありますが、高い周波数には高い周波数が、低い周波数には低い周波数が、ラジオのチャンネルを合わせるように、同調するからです。

そこで、引き寄せの法則や、願望実現メソッドが語るのは、それになりたければ、その周波数になれば良いということです。

つまり、引き寄せの法則の公式は、私の状態=現実(未来)の状態

より具体的にいえば、

「○○したい(例:合格したい)」という願いを強く持っていても、

「○○していない(例:合格していない)」状態の感情/気持ち(例:不足感、不安、絶望など)でいれば、
「○○しない(例:合格しない)」状態が実現されるということです。

参考:17秒、68秒、15分間…願望実現に必要な時間と具体的なやり方について。

言い換えれば、今あなたが出会う人も、目の前に起きる出来事も、あなたの周波数と同調しているために、現れています。

まったく引き合わないものを、私たちは、体験することができません。

参考:現実とは投影。私たちの波動が「現実の経験」を創造している。

そこで欲しいものがあれば、ラジオのチャンネルを合わせるように、
自分が発する周波数を望む現実に合うようにチューニングすれば、手に入るということですね。

それが引き寄せの法則は、願望実現の論理です。

ただし、物質ではない思いを、物質化するためには必要な時間、タイムラグがあります。

そこで、引き寄せの法則では、「叶っていない現実」に気分が引っ張られないように、タイムラグを過ごす方法がとても大切だとも説明されています。

参考:引き寄せの「予祝」とは? 実現したエネルギーをいま感じるとはどうやったらいいの?

周波数には、高さと幅がある

ここまでは、同じ周波数の高さのものが引き合うというお話をしてきました。

けれども一方で、まったく周波数が違う人たち、たとえば聖人がアサシンと遭遇することもあります。

これは、周波数の幅が関係しています。

つまり私たちには、それぞれ固有の周波数を持つと同時に、その周波数に幅があるのです。

主にスターや聖者、大統領や首相の政治家など、たくさんの人に影響を与える人ほど、周波数の幅が大きくなります。

そこで、社会的影響力を持つ人には、熱狂的なファンが現れたり、大きな富が得られると同時に、バッシングを受けたり、命を狙われる場合があるんですね。

プラスも、マイナスも大きくなるんです。

イエス・キリストの処刑などは、そのさいたるものでしょう。

ところで、影響力が大きい人は、周波数の高さだけでなく、波動の強さも関係しています。

そこで必ずしも、周波数が高いからといって影響力が高い、あるいは、周波数が低いからといって影響力が低いというわけではありません。

このお話は、今は少しずれてしまいますので、また別の機会に詳しくしたいと思います。

試練は、周波数が高くなる予兆でもある

そこで、大きな試練や、一見、嫌な出来事が起きるのは、周波数が高くなる前の兆しであるとも言われます。

その体験を克服すれば、低い波動を受容し波動の幅が広がり、高い波動を受ける器が育まれるということです。

そこで、試練や嫌な出来事が起きたときに、作家のアラン・コーエンさんは、こんな黄金の質問を、自分に問いかけるように呼びかけています。

「この出来事は、人生をより幸せにするために、どう役立ちますか?」

参考:ハイヤーセルフと繋がる方法とは? 問題を解決する、自分を超えた答えのダウンロード法

自分の周波数を知るには?

では、自分の周波数を知る方法はあるのでしょうか?

今感じている感情から知ることができるというのが、ベストセラー本願えば、かなうエイブラハムの教え―――引き寄せパワーを高める22の実践のエイブラハムの教えです。

エイブラハムは、宇宙の集合意識。エスター・ヒックスさんという女性がチャネリングして伝達する教えです。

参考:ワクワクで成功できるという、エイブラハムの教えを心理学で補足説明します。

エイブラハムの感情の22段階

そして、エイブラハムが語る感情の22段階が以下です。

上にある感情ほど、周波数が高くてパワフルなもの。
下にいくほど、周波数が低く、重たいエネルギー状態となります。

1.喜び/智/溢れる活力/自由/愛/感謝
2.情熱
3.興奮/没頭/幸福感
4.ポジティブな期待/信念
5.楽観
6.希望
7.満足
8.退屈
9.悲観
10.フラストレーション/イライラ/我慢
11.圧迫感
12.落胆
13.疑念
14.心配
15.自責
16.挫折感
17.怒り
18.復讐心
19.憎しみ/激怒
20.嫉妬
21.不安(身の危険)/罪の意識/無価値
22.恐怖/悲嘆/憂鬱/絶望/無能

参考:感情の22段階と現実の7次元について。忘却のゲームから抜けて、統合に向かうためには

ここで、一番高い周波数を持つ感情のひとつとされるのが、愛。

愛が、あらゆるものを動かす動力源となることは、数々の作品でも語られていまよね。

たとえば、SF映画インターステラーでは、愛という感情エネルギー(周波数)が、違う次元を行き交うための鍵になると結論しています。

参考:意識次元、過去未来現在がパラレルに存在することなどに興味がある方にぜひ見ていただきたい映画。前半ちょっと長いな、と思わなくもありませんが、中盤から夢中に。言葉にならない概念を映像化したことも、すごいと思います。

参考:未来の自分とつながるとはどういうこと? 今、なりたい私になるために必要なことは。

ホーキンス博士の17段階の意識レベル

さて、感情だけでなく、意識レベルからも周波数を表したのがディヴィッド・ホーキンス博士です。

以下は、ホーキンズ博士の『パワーか、フォースか』より引用して作成した、高い周波数を持つ心の状態です。

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デヴィッド・R・ホーキンス博士『パワーか、フォースか』より、引用・作成

ここでも、悟りや平和、喜びや愛というポジティブな感情が、高い周波数を持つとされています。
そして、ものごとを実現する大きなエネルギーが働く「パワー」だと言います。

また、ネガティブに働く意識や感情として博士があげるのは、以下です。

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ちなみにパワーもフォースも、日本語では同じ「力」。

けれども、英語で「フォース(Force)」は、「強いる、無理やり行わせる」に相当する言葉です。

それに対してパワーは、「何かができる力」のこと。

つまり、外側からではなく、内側から発せられるような、力そのもののことを指します。

そこで、どちらの方がゴールに向かう力として持続可能で、大きな動力源かというと、無理がない「パワー」となるわけです。

そして、「フォース」ではなく、「パワー」の心の状態でいると大きな力が働き、物事が達成されやすいと、博士は結論しています。

周波数を高めるポイント

つまり周波数を高めるためには、高い周波数を持つ意識状態にあることで、それに付随する感情を感じていれば良いということです。

「情けは人のためならず」という言葉もありますが、その行為は他の人に役立つだけでなく、高い周波数と連動した感情と共鳴することで、自分の周波数も高めてもらえるからです。

そのほかに、自然に身を浸したり、好きな音楽を聞いたり、お経をよんだり、瞑想をすることで、心が整い、周波数が高まる人も多いでしょう。

参考:セルフ・コンパッションとは? 自分への優しさが、失敗や絶望から立ち直る力になる

でも、そこで何をするかという表面的な内容よりも、私たちがその状態に在ること、つまり、エイブラハムやホーキンス博士がいう、高いエネルギーの感情を感じていることが重要です。

つまり、もしも今あなたが、お寺や大自然よりも、すてきなカフェで時間を過ごす方がふわっと安らいで良い気分になるなら、それがあなたにとってのパワースポットです。

また、良いことだからとボランティアしようとしていても、今はそれを重荷だったりストレスだと感じているときは、ひとまず自分を休ませてあげましょう。

あなたが本当にしたいことを自分に贈ってあげてください。

あなたにとって、
喜び、智、溢れる活力、自由、愛、感謝を感じるようなこと。

自分の中に小さな神様がいるようなイメージで、自分のことを大切に扱ってあげること。

それが、周波数を高めるために、とても重要なポイントです。

そこで、いつも頑張り続けているあなたが、

心地いいなぁ。
ありがたいなぁ。
楽しいなぁ。
素敵だなぁ。

と思うことを、贈ってあげてくださいね。

笑うこともエネルギーが高まって、良いですよ!

そうすることが、あなたの周波数を高める方法であり、ひいては、大きな潜在意識でつながっている、私たちの集合意識が高まっていくことにもつながります。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
お役に立てれば、嬉しいです。