グループソウル(類魂)は、この世界に一緒に転生してきた魂の仲間のことです。その目的は、お互いの魂の成長を助け合うこと。とくに立ち止まったり、間違った方向に進みそうなときには現れて、必要な気づきや学びを与えてくれます。切磋琢磨し合うことができるのです。グループソウルについて、深いグループソウルの見つけ方や出会いのために必要なことをお話ししたいと思います。
目次
グループソウルとは? 深いグループソウルの見つけ方や出会いのために必要なこと。
グループソウルとは?
グループソウル(類魂)とは、私たちが魂という、物質以前の存在だったときに決めて、一緒に物質世界に転生してきた仲間のことです。ソウル・グループや魂の家族と呼ぶ人もいます。
グループソウルの見つけ方
基本的に、同じグループソウルの人たちとは、コミュニケーションがうまく進みます。「こう思う」「あれをしたい」と言ったときに、全部言葉にしなくても、「なるほどね」と理解し合えるのです。
そこで、「この人はわかってくれる」「一緒にいると安心する」というような人は、グループソウルだと思って間違いないでしょう。
実際に会えなくても、行き詰まったりしたときにその言葉を読んだりして前に進む力を与えてくれる本なども、あなたを引き上げてくれるようなグループソウルです。
とくに話したわけでもないのに、同じような課題から目覚めるために切磋琢磨している人もグループソウルです。
ここでいう課題というのは、家庭のこととか仕事のこととか、プロジェクトの内容という表面的なことを指すのではありません。
たとえばそこで柔軟性を学ぶとか、新しいことに心を開くとか、あるいは譲れないポイントを大事にするといった、本質的なことを指します。
そこで、意思疎通がうまくはかれないからといっても、その人がグループソウルではないというのは早合点です。その困難さが自分の課題、つまり今の自分が本来の魂の自分が向かう方向性からズレていると教えてくれている存在かもしれないからです。
そういったカルマ的なつながりが深いグループソウルもいます。
輪廻転生におけるカルマとは、ある人生が次の人生へと向かうときに魂が持ち越す、特定の傾向性(エネルギーの周波数)のことです。いわゆる「目には目を」のような報復的なものというよりも、魂にくっついた個人的なストーリーのようなもの。
参考:カルマとは何か?人生における3つの現れ方、カルマを解消する方法とは
例えば、自分に対してか他の人に対してか、あるいはその両方かで、自分に優しさや思いやりや喜びが欠けているようなとき、本質である自分とはズレているので、カルマ的なつながりが深いグループソウルとのやりとりでそれが表面化するのです。
そこでその人と関わることで、自分の良い面と良くない面に気づいて、さらに自由な魂の状態に拡大や成長できると思う存在かどうかに目を向ける。そうすることで、あなたのグループソウルを見つけ(に気づき)やすくなります。
そう捉えて周りを見渡せば、自分にグループソウルが一人もいないと感じることはなくなると思います。
深いグループソウルがいないように感じるワケ
とはいえ今のように人との深い交流が制限されるようなときには、自分にはグループソウルがいないように感じることもあるでしょう。新しい出会いもまれな出来事になります。
さらには深い心の交流がはかれるグループソウルが見当たらないと、孤独を感じることもあると思います。
『バーソロミュー: 大いなる叡智が語る愛と覚醒のメッセージ』は、それに対してこう答えています。
何回も転生を続けていると、グループソウル(本ではソウル・グループと表記)と一緒に生きるときもあれば、グループから離れて一人で生きることを選ぶこともあるのだとか。
肉体としての自分(物理次元での私)にはわからなくても、魂という本質の自分では、そういう目的を持って”独りの時間”を体験したいのかもしれません。
とてもいい人なのに愛する人に恵まれないような人がいますよね。
それは、その魂がチャレンジに満ちた人生を選んで、あえて自分を支えてくれるような人々から自分を切り離すことを選んでいるからだと言われています。
たとえばイエス・キリストやガンジー、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアなど、非暴力で共生と平和を訴えかけた人たちが暗殺されていますよね。
暗殺は決して良いことではありません。それを拒絶しなかったり、推進したいためにいうのではありません。
けれども誤解を恐れずにいえば、彼らはより深い愛に生きて、私たちに身をもってその愛を教えてくれるような転生を選んだのではないかと思います。
グループソウルと出会うために必要なこと
そこで今はまだ見ぬグループソウルと出会うために私たちができることはなんでしょう?
それはただ一つ、心を自由にし続けることです。
正しい道にいると、扉が開き、人が現れ、シンクロニシティ(偶然の一致)も起きます。
フキノトウが冷たい冬のなかで春を感じ、芽を出すように、条件がととのえばその出会いもおのずと訪れます。
参考:シンクロニシティ(共時性)を起こすコツ。意味のある偶然をつかんで幸運体質になる方法
心を自由にするというのは、山奥で暮らす高尚な人間になるということではありません。私と私以外、ポジティブとネガティブといった両極のあいだを自由に行ったり来たりできるようになることだと思います。
そのお手本は、赤ちゃんだった頃の自分です。あるいは、年老いて肉体から離れようとするその瞬間の自分。
そんな自分は、今の自分よりもずっと恐れが少ないです。
具体的には、未来に何かを失うのではないかと不安になることもなく、過去に何かを失ったと執着や後悔することもなく、その瞬間だけに存在しています。
そのように自分がより本来の状態に近づけば近づくほど、より深い関係性を持つコアなグループソウルと出会えるようになるのだと思います。
それは肉体を持った人の場合もあるし、そうではない存在や本などの場合もあります。
だから、
赤ちゃんのように偶然に出会ったものにも、心ときめく自由を大切にしたいです。
死ぬ瞬間の自分のように、未知の世界に身を委ねられる勇気を育みたいです。
参考:もう1人で悩まなくてOK! オラクルカードで自分を超える答えを導き出す方法。
どんなときも私たちは一人じゃない
たった一人でいても、あなたにはグループソウルという存在がいます。
心を自由にして、本当の自分と出会うための旅を続けましょう。
あなたがしていることは、遠い場所にいるまったく知らないグループソウルを幸せにしています。つながっているんです。
だからそうすることで必ず、現時点でのあなたにとって必要なグループソウルとの交流が叶います。そう信頼します。