豊かさを受けとるために必要な「セルフイメージ」を上げる6ステップ。

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豊かさを受けとるために、セルフイメージをあげる必要があるとは、コーチングなどでもよく言われることです。ではセルフイメージとは何か。そもそも豊かさは何を指すのか。豊かさを受け取るために必要なセルフイメージを上げる6ステップについてお話したいと思います。

豊かさを受けとるために必要なセルフイメージの上げる6ステップ。

セルフイメージとは?

セルフイメージは、自分が持っている自分の印象のことです。

私たちはテレビやネットに映る芸能人や著名人を見て、「この人はキレイで輝いているなぁ」「あの人って胡散くさいな」と感じます。それと同じように私たちは、自分自身に対しても、「こんな人間だな」というイメージを持っています。

例えば自分は、

・人当たりがいいのか、人見知りするか
・本を読むのが好きなのか、苦手なのか
・ぽっちゃりしているのか、スマートなのか
・若いのか歳をとっているのか
・明るい色の服が似合うのか、モノトーンが落ちつくのか
・数字をあつかうのが得意なのか、苦手なのか

「周りの人たちと比べて、自分はどんな姿だろう?」という自分自身に対する評価を持っています。

それがセルフイメージです。

豊かさとは?

豊かさを受けとるためには、セルフイメージをあげる必要があるとは、コーチングなどでもよく言われることです。しかしなぜでしょうか? そして、そもそも豊かさとはなんでしょう?

豊かさとは?と考えたとき、お金をたくさん持っていることはイメージしやすいでしょう。

でもお金イコール豊かさではありません。お金は、豊かさの一つの現れ。

その奥にある本質はというと、バシャールによれば、豊かさとは

「やりたいことを、やりたいときに、やれる能力」です(『未来は、えらべる。』より)

確かに、やりたいことを、やりたいときに、やれるために、お金は役に立ちます。

たとえば、行きたい場所があったらなんらかの移動手段が必要で、そのためにはお金を支払う必要があります。

けれども場合によっては、社会資本といいますが、お金を使わなくても信頼関係によって、誰かにそこへ連れて行ってもらうという方法もあります。

また、お金を持っていても、それを自分がやりたいことをやりたいときにやるために使えなかったとしたら?

あるいは、ある程度お金がそれをサポートしてくれても、愛情や健康や命の時間は、お金だけでは得られないというのも事実。

だから、セルフイメージが低いと豊かさを受けとれないという形は、大きく以下の二つあると思います。

・自己価値が低いので、やったことに見合う報酬が受け取れないという場合。

・必要なお金や時間や関係性があっても、それに見合わないと自分を満たす行動がとれない場合。

恐ろしいのは、どちらも無自覚で行っているということです。

その奥にあるのは、セルフイメージの低さ、無価値観。

「自分のような者がやりたいことをやりたいときにやってもいいわけがない」

「そんなうまくいくわけがない」

そんなふうに自分に厳しく、許可を出せないためなんです。

豊かさをうけとる、セルフイメージの上げ方。

では、どのようにして適切な形でセルフイメージを上げることができるのでしょうか。

以下の6ステップが考えられます。

1. 現在地を知る。自分をちゃんと見る。

1日をどんなふうに過ごしているか。

どんなひとりごとを自分にかけていますか?

自分の現在地をまず知って、自分のことを明らかにします。

自分と向き合うのは、ちょっと怖いですよね。すごくよくわかります。

だから、私はジャーナリングなどで安全な形でホンネを書いて感じながら、整理することをオススメしています。

参考:自然なあなたが一番美しい。ドス黒い感情やダメな視点にも価値がある! 不安、怒りを「書いて」陽転させる方法。

「これで本当にいいの?」「できるだろうか?」「かえって傷つくことになるのでは?」という思い込みがあれば、それらをすべてクリアにします。

その理由は、私たちがやりたいことをやりたいときにやってもいいと、行動を取れないのは、恐れや無価値観が原因だから。まずはそれをきちんと感じて認めること。

何をしているときにやりがいを感じて、どうだったときに元気が出ないか。

よくする話題や読んでいるニュースはなにか。

どんな気持ちで何にどんなふうにお金をつかっているのか。

良い悪いではなく冷静にホンネを受け止めた先に、次の段階へと進めます。

焦らず時間をとって、自分のことをちゃんと見てあげましょう。

2. 意図を放つ。

自分のことを明らめたら、実は、いつも頭の中にあるゴールはなんでしょう。

できる限り、願望や目標を具体的にします。

「それが正しいの?」「本当に叶うの?」という疑問が生じるかもしれません。

そこで体に聞いてみましょう。

たとえばこれまで「こうだ」と決めて行動にうつし、うまくいったことはありませんか?

そのときは、どんな感覚だったでしょう? 思い出します。

スッと力みが抜けて軽くなったり、ふわっと温かくなったり。心と体のセンサーを取り戻しましょう。

参考:思考の9割は昨日の繰り返し。無意識の選択を超えて、望みを実現する方法。

3. ゴールを細分化し、自分との約束を果たす。

その次にとるのは、ゴールを細分化すること。

たとえばまったく運動をしていないけど、理想のあの人みたいな体型になりたいとします。

そこでいきなりパーソナルトレーナーをつけて、プロティンとサラダしか食べないというのはかなりハードルが高いですよね。

だけど、いきなりあの体型って、なれる気もしないし。だったらすごいことをやらなきゃいけないと。

そこまで踏み出せたとしても、苦痛になって三日坊主で終わるのが関の山。ものすごいお金もかけたわりに、失敗してしまう可能性もあります。

だから、そんなの….、踏み出せない…。

そうではなくて、今の自分がちょっと頑張ればできること。たとえば寝る前は必ず腹筋を5回するとか、普段のおやつをGI値が低いナッツに変えてみるとか。そういう今の自分が取れる一歩を見つけます。

禅語の、勤精進(ごんしょうじん)です。何かコツコツ続けられるものを見つけるのです。

ゴールが途方もなく遠いからと結局何もしないと、一番不安も増すし、自分のことも世界も信じられなくなります。

そこで目の前の小さなことから、必要な行動を積み重ねます。

これをやっていると、傍目にはなんにも進んでいない、やっていない、変わっていないし、成果が出ていないようにみられることも。

でも気にしないでください。

自分が決めたことを守る、つまり自分との約束を果たしつづける。すると、ちょっとやそっとでは揺らがない、軸のすわったセルフイメージが育まれていきます。

4. 徳貯金をする。

人に知られないようにひそかにする善行のことを隠徳(いんとく)と言います。たとえば、誰も見ていないけど、公衆トイレに入ったときに、ちょっと汚れていたら出るときに掃除するようなことです。

これが徳貯金になって、いざとなったときに願望実現のエネルギーが動きやすいともいわれています。

思うに、それは誰かや何かのために良いことをするからエネルギーが高まるのではない、と感じます。

誰も見ていないところでも、自分や誰かのために大事なことをする。

すると、誰も見ていなくても自分は目撃しているので、見ている自分との信頼関係が太くなる。その結果、エネルギーが統合されるので、大きな力が働くのではと感じます。

だから人のためではなくて、自分のためなんですね。まさに情けは人のためならず。

なりたい自分とのエネルギーが一致することで、自分のことが好きになったり、信頼できると、セルフイメージも上がります。

その結果、ありがたかったり、満たされていたりする気分でいる時間が持てるので、結果、豊かさの波動と一致し、受け取れるようになるのではと思います。

参考:引き寄せの「予祝」とは? 実現したエネルギーをいま感じるとはどうやったらいいの?

5. 魂を喜ばせ、展開に身を委ねる。

魂が喜ぶとは、考えるよりも感じることだと感じます。

五感が喜ぶことをするのはもちろんですが、悲しいことや辛いことでも感じ切ることで、魂は磨かれていて実は喜んでいます。

参考:ハイヤーセルフとつながるとは、「ゴミから宝物が生まれる」を深く知る体験。

とはいえ、どう考えても自分という命を粗末にしている、損なっていると感じる関係性や状況には、ノーを言いましょう。とくにセルフイメージが低いときは、あなたから何かを奪おうとする人も近づいてきます。

参考:あなたを不幸にする人間関係、こんな人からは離れていい。

しかし1から5のステップを重ねるごとに、満たされる人のご縁が増えていきます。他の誰でもない、あなたにとって好ましい展開が生じます。

それに感謝しながら、自分と出会ってくれた人たちがより満たされるようにと、展開に身を委ねます。

6. あなたが微笑めば、世界も微笑む。

ますますあなたやあなたを包む世界への信頼感が増します。

そこに存在する自分というセルフイメージも上がります。

あなたが微笑めば、世界も微笑む。世界が微笑むから、あなたが微笑むのではない。

そう目の前の状況や出来事から、豊かさを受けとれるようになります。

気づけばなにも無駄がない。

すべてのことには思考の理解を超えた、深い愛や叡智があるのだと、穏やかな満ち足りた気持ちに包まれます。