ヨーコちゃんのお誕生日祝いに
とらこさんのテンカラ食堂で食事しました。
ヨーコちゃんは
大阪で大学の先生をしています。
大学の先生なのねー
というと、
なんか賢そうで
敷居が高いイメージもありますか?
でも
大学の先生とだけでは
ヨーコちゃんのことは
まったく語れないです。
彼女は
このサイトが誕生した
マキワリハウスの家主さんであり
山伏。
かと思えば
オーディションを受けて
合宿に励み
真剣にアイドル活動をしていたり。
最近はというと、
学生さんと
稲刈りに従事しています。
洋子ちゃんがつくる
玄米は抜群においしい。
だから
「ヨーコちゃんってどんな人?」
と聞かれたら、
一言で説明しずらい。
とりあえず会ってみてほしいなぁ。
そして
ヨーコちゃんは
写真の笑顔が
すごくいい。
あんなふうに
撮られるときに
緊張しなくて
カラッと笑えるっていいな。
私はというと
もともと自意識過剰なうえに
顔面麻痺の後遺症で
意識して
表情がつくりにくくなったので
風の時代へ。冬至の心の毒だし、バシャールの現実創造で何が起こる? 突然顔面マヒに、ラムゼイハント症で緊急入院した話。
ますます
カメラの前で
笑えなくなっています。
わたしのお誕生日も
ヨーコちゃんが
「テンカラ食堂」で祝ってくれました。
テンカラの定食は
最高においしい。
外食で具合が悪くなる
ってことがなくて
むしろ具合が良くなるご飯です。
午後18時に店が開くと
常連さんでいっぱいになります。
うっかり今回は撮影し忘れたけど
ちなみにこちらが
私の誕生日祝いに
ヨーコちゃんといただいた
テンカラ食堂の定食です。
テンカラの店主は、
とらこさんと言います。
とらこさんは、
お料理上手でとてもあたたかい人。
そしてボソッという言葉が
いつもズバリ的を得ている。
だいたい
私が頭でっかちになっているとき、
とらこさんは
テンカラだけに
天啓を授けてくれるのです
(ヨーコちゃんもそう)
私がもうひとつの
ブログのほうを
のんびりやっている
マキワリ日記と違って
アクセス数をとろうと
あれこれやってるという話を
聞いたとらこさん。
「あやちゃん、なんか違うよ。
そんな小手先のことじゃない」
と
ズバリ言ってくれました。
そう
うすうす感じていた私は
グサっときつつも
やさしく癒されるんだなぁ。
そして
とらこさんと
ヨーコちゃんを見ていると
友だちっていいな
と思います。
二人の関係性は
『団地のふたり』の
なっちゃんとノエチみたいなんですね。
とらこさんは
お料理上手で
店主でありながら
イラストレーターさんでもある。
ヨーコちゃんは
大学の先生。
そんなところも偶然似ています。
天啓といえば
先日とらこさんが
してくれた話がきっかけで
私はこれを書いています。
ちゃんとした記事にしないと
と思って
いつまでも更新できない
このマキワリ日記。
「マイペースに
あなたへのお便りを綴っていきます」
といっても
マイペースにもほどがあります。
そんななか
これを読んでくれているあなた。
本当にありがとう🥹
そこで
「魂ナビ」
「マキワリ日記」
「会社を辞めてこうなった」
の
3つのカテゴリーのうち
ここ
「マキワリ日記」では
記事にまとまる前の
日常を気楽に綴ってもいいかな
そんなふうに思えたのです。
そこで
ちょっと気軽に書いてみます。
さて
とらこさんが先日話してくれたのは
『団地のふたり』で
ノエチを演じる小泉今日子さんの言葉。
彼女が
「中年期(=ミッドライフ)」
の過ごし方についてお話しされていたそうな。
それが心にとても響きました。
ミッドライフクライシスは、
そんな中年期の危機のこと。
人生の折り返し地点で
思い悩むことですね。
具体的には、
もう若くはない
でも老人でもない。
体は動くけど
若い頃の
万全な感じでもない。
そんなふうに
自分のことを感じていて
さらには
親の介護や死、
自分の病気など
環境や状況の大きな変化を経験したりもする。
そんなときに
これまで何十年と生きてきて
何にもなっていないし
何も得られていないし
何も達していないじゃないか
空っぽじゃないか
そんなふうに
虚しさや哀しさや
どうしようもない思いを
抱えるんですね。
なんでも持っている
成功者に見える
(し、実際そうな)
小泉今日子さんもまた
ミッドライフを迎えて
「自分って誰なの?」
と悩んだそうです。
正直意外でした。
マインドフルネスの
3原則でもあったし
40軒近く居候しても感じたけど
誰も
完璧な人生は
送っていないんですね。
(それが完璧なんだけど)。
小泉今日子さんは、
ミッドライフに
思い悩んだ結果、
自分の全部見せる。
等身大の自分で生きる。
を実行するようになったとか。
だから『団地のふたり』
でも
キレイにメイクした
小泉今日子
ではないんですね。
(そこがまた素敵)
そんな話を
とらこさんが教えてくれました。
私も
ミッドライフクライシス中なのかな。
離婚した元夫は
私がアメリカのタサハラ禅センターで
奉仕生活をしているときに突然死。
2年前には父と友人を亡くし
昨年は猫が旅立ち、
先月は母が入院。
私には
子どもはいないから
この先何かを得るよりも
失っていくことやもののほうが多いのかな。
しかもその失っていくものやことは
親であったり
この体だったりと
自分で培ったものではなく
生まれたと同時に
自動的に与えられたものばかりで
これまでいったい
自分はなにをしてきたんだろう…
なにも築けていないんじゃないかな
そんなふうに
感じることが多々あったので
私も
ミッドライフクライシスなんだな。
そう思うとラクになりました。
「ちょっと早いんじゃない」
と
先月退院した母に突っ込まれたけど。
そういえば
アンアンの編集者だった頃。
浮気の特集で
探偵事務所に取材したことがあります。
そのときに
探偵さんが言ってたんだけど、
「浮気かどうかわからないとき」
よりも
「相手が浮気している」
という
決定的な証拠をつかんだときのほうが
依頼者が
元気になるそうです。
なぜか。
状況が把握できると
次の手を選べるからです。
話がそれましたが、
そんな話をしながら
ヨーコちゃんと
とらこさんの
おいしい定食を食べていたら
ハラさんがやってきました。
ハラさんは
宗教、歴史、建築などの本を
250冊以上
企画編集してきた名物編集者さん。
最近は
ディープな神社めぐりに
ハマっているそうです。
ハラさんは
ビールに日本酒を3杯飲んでも
ヨーコちゃんと
とらこさんのアイドル活動のことを
「踊り念仏」
と現せるほど
頭が切れておもしろくて温かい人でした。
踊り念仏といえば、
バークレーやエサレン研究所に住んでいたとき、
自我を解放させる
エクスタティックダンスや
5リズム(ダンス)に挑戦しても
自意識過剰で楽しみきれなかった私。
「うまく踊れてる?」
「これって変じゃない?」
「あの人、芋虫なの?!?!」
と周りの目や起きていることが気になって
しょうがないのです。
そこで
一夜明けて
ハラさんがおすすめしてくれた
『自分とか、ないから。』を
買ってみました。
ドラえもんみたいな湯呑みもいい
いまの私がしたいことって
「こう見られたい」
とか
「こうあるべき」
みたいな
自分の枠から
自由になることなんだろうなぁ。
と、
なんかわたしは
同じテーマを延々とやっていますね。
ありのままの自分で本当に幸せになれるの? マガジンハウスからホームレス編集者へ。アメリカ先住民ナバホ族の集落で死にかけて学べた私の幸福学。
進歩がない。
でも
味わいの深さも違うんだなぁ。
最近ようやく
会社を辞めて
禅寺に住み込み修行する一面もあれば
洋服好きで
ミーハーな自分の一面も
認められるようになったのですが
それはわたし的には、大きな前進でした。
偉そうな言葉でいうと、
わたしなりの統合のステップというか。
ヒーリングって
やっぱり
玉ねぎの皮むきですね。
そして
癒しの機会は
日常の暮らしのなかにあるんだなぁ。