ソウルメイト、そして一つの魂を分かちあったツインソウルやツインレイという存在。スピリチュアルな結びつきが強い魂の伴侶なら「出会ってみたい」とロマンチックな気分にもなります。ではソウルメイトやツインソウル、ツインレイとは何か、出会う理由、最短で出会う方法など。バシャールの『未来は、えらべる!』を読み解き、解説します。
目次
バシャール結婚相談所。ソウルメイト(魂の伴侶)と最短で出会う方法とは?
関係性がうまくいかなかったり、孤独を感じるとき。「どこかにピッタリの相手がいるのかな?」と小さな希望を傾けたり、「やはり無理だ」と落胆したり-。
私たち人間や動物、植物、鉱物は目に見える物体であると同時に、エネルギー場だともいわれます。そこで宇宙の法則や引き寄せの法則では、エネルギーが同調する者同士が出会い、惹かれ合うとか。
ソウルメイトやツインソウルのソウルとは、魂のこと。
魂というのは、私たちの肉体に宿る精気のようなものです。それは、体や心を超えた不滅の青写真のようなもの。つまり、私たちを形づくるエネルギーの核心部です。
そんなエネルギーの核心部が響き合うような、魂の結びつきが強い人たち。彼らのことをソウルメイトやツインソウル、ツインレイなどといいます。
ソウルメイト、ツインソウル、ツインレイの違いは?
ではソウルメイト、ツインソウル、ツインレイとは何か? 諸説ありますがそれぞれ説明しましょう。
ソウルメイトはご縁が深い人のこと。前世で家族や友人だったりする人もいれば、袖振り合うも多少の縁のように、ちょっとした変化や気づきを与えてくれた相手である場合もあります。
諸説あるというのは、ソウルメイトを次からのツインソウルやツインレイと同義に扱われる場合も多いからです。
図式化するとこうなるので、まるっとすべて「ソウルメイト」といってしまっても問題ないからでしょう。
たとえば『かもめのジョナサン』で有名なアメリカ人作家リチャード・バックは、このようにソウルメイトについて語ります。
ソウルメイトとは、私たちの鍵穴にピッタリの鍵を持っている人のことであり、私たちの鍵にピッタリの鍵穴を持つ人でもある。まったく正反対でありながら、ピタッと合う相手。鍵を開く準備ができたときに、本当の自分が現れて、私たちは完全に正直にありのままの自分になるのです。
人によってはこれをソウルメイトではなく、ツインレイと呼ぶかもしれません。
では、ソウルメイトをさらに細分化してみましょう。
ツインソウルとは、ソウルメイトよりもさらに結びつきが強い人のこと。一つの魂が分かれたという近しい相手で、よく言われるのはこの世界に12人存在するとか。
とはいえツインソウルのことを以下のツインレイ(唯一無二の魂の伴侶)と同義でとる人もいます。
ツインレイは、一つの魂を分かちあった、たった一人の相手です。魂の伴侶とも言われます。恋愛感情を抱いて、関係性が発展していくことが多いようです。世界に無条件の愛を共鳴させるために登場しますが、めったに出会うことはないそうです。
その理由は、個人的な幸せを求める心を超え、陰陽のエネルギーを統合させて一人では果たせない使命(=世界に無条件の愛を共鳴させる)をまっとうするために出会うからだそう。
とても素敵ですね。けれども、それは一般的な幸せとはズレる場合もあり(魂レベルの幸せのため)、自分の思う幸せのカタチにとらわれているときには身を切られるような思いをし、出会ったことを後悔してしまうかもしれません。
と、ここまで説明しておいてなんですが…。個人的には、言葉や定義の違いには、あまり気を取られなくてもいいと思います。究極的にはどんな言葉や定義でもよくて、思考を超えた魂の核心が震えあうような相手のことをいうのだと思います。
バシャールのソウルメイトに最短で出会う方法。
では、ソウルメイトやツインソウル、ツインレイ…。そんな魂の結びつきが強い人や弱い人、好きな人や苦手な人など、なぜ私たちは人と出会い、関わり合い、別れるのでしょうか。
そこで、バシャールと本田健さんの対談形式の本『未来は、えらべる!』。そこに書かれていた「ソウルメイトに最短で出会う方法」から、ソウルメイトやツインソウル、ツインレイという魂の結びつきが強い相手と出会う理由や方法について読み解きたいと思います。
バシャールは、すべての人間関係の目的は同じと言います。
そして、相手となる人は、あなたがより自分らしくなっていくための「鏡」だとか。よりお互いが自分らしくなるための役割を果たせば、その関係性は終わります。
参考:嫌いな自分を赦せば、愛が叶う。投影を外し、人間関係のモヤモヤを一掃する心理学。
そこで、より魂が近しいソウルメイト(ツインソウル、ツインレイ)を見つけるためのもっとも簡単な方法は、自分自身との関係を強化すること。
「パートナーがいないから自分には価値がない」
「望むように愛されないから自分は欠けている」
そんなふうに思って相手との関係性を修復しようとしたり、新しい人を探そうとすると、その「欠けている」とか「価値がない」という感覚を鏡のように映す相手を引きつけるとか。
嫌な関係を無理やり縁切りしても、課題が残ったままで自分が成長できていないと、別人だけどその成長を促すような似たような人に出会ってしまうから。
なぜ出会うの?
そこでなぜ、魂の核心部に触れるような相手に出会うのかというと…。
魂の結びつきが強い相手とは、鏡の法則を踏まえると、自分の成長をさらに助けてくれる人です。
より強い感情を呼び起こして、「嫌とか嬉しいとか」「悲しいとか楽しいとか」という、ホンネをあぶり出して研磨し、本質の自分を知るきっかけを作ってくれるからです。そういう意味でいえば、究極的には目の前の人がどんな人であれ、いつだってそのときの自分自身との関係性を深めるために現れているといえます。
言い換えれば、今目の前にいる人は、すべてソウルメイト。どんな関係性においても、その時点の自分に合った学びが展開されているからです。
つまり目の前の関係性をないがしろにして、ソウルメイトを追い求めても幸福は得られないということ。
その最たるものは、自分自身としっかり良い関係を持つことだと思います。
参考:バシャールの宇宙の法則、嫌なことにぶつかってわかる「本当の私」という価値。
魂の核心部を揺さぶる存在なわけだから、喜びだけではなく憎しみや苦しみも強く抱かせる相手でもあるでしょう。
だから、アメリカドラマ『ソウルメイト(Soulmates)』は、そういった意味でもちょっとリアル。魂の伴侶のソウルメイトと出会えば100%ハッピーエンドではないんですね。むしろ魂の結びつきが薄い相手とのほうが幸せだったのでは?とも思わせる一話完結型のストーリー。
シリーズの共同制作者であるウィル・ブリッジ氏は、語ります。
ソウルメイトは、あなたが誰よりも愛する相手です。けれどもそれは、抱えている悩みをすべて解決し、幸せを約束してくれる存在というわけではありません。あなたが最も強い愛を感じる存在だということは紛れもない事実です。でもそれは真の幸せを意味するのでしょうか。そして、あなたにとって最高の相手ということなのでしょうか?
必要なのは、自分を許すこと。
魂の結びつきが強い相手と出会うことは、本当に幸せなのか。それはおそらく、魂レベル(無条件の愛)か、心や肉体レベル(エゴレベル)で人生を捉えるかによると思います。
「思うように相手に振る舞ってほしい」と思うと、陰・陽のように全く違う相手は、苦しいでしょう。けれども、そのような人は、凸と凹がぴったりとはまる相手でもあります。
そこで、せっかく出会えた魂の結びつきの強い相手との時間を苦しくてはまらないように感じるのか。
参考:ありのままの自分で本当に幸せになれるの? マガジンハウスからホームレス編集者へ。アメリカ先住民ナバホ族の集落で死にかけて学べた私の幸福学。
瞑想の世界では、「準備ができたときに、師が現れる」と言われます。
どんな準備ができたというのでしょうか?
それは、もっと自分を許すという準備。
今そう感じている自分を許すこと。
ありのままの自分の命の輝きを許すこと。
変われない自分を認めてしまうと、何も変わらないと思いますよね?
実はそうじゃないんです。
「変われない自分はダメ」と思ってしんどい自分から、「変われない自分でもいっか」とリラックスしている自分は、大きく変わっています。エネルギー(波動)がまったく違います。
自分のマイナスもプラスも認めてどんどん許していくー。
乱暴にも聞こえるかもしれないけど、出会う人は全員ソウルメイト。
そんなふうに思ってありのままの自分を現し続ける。そうするとあなたという核心により近しい人が、あなたがもっともっと本当のあなたに戻って自由になるために、登場するのです。
参考:自然なあなたが一番美しい。ドス黒い感情やダメな視点にも価値がある! 不安、怒りを「書いて」陽転させる方法。